✔️ はじめに
家づくりの打ち合わせで多くの方が口にするのが、
「明るい家にしたい」「風が抜ける家に住みたい」 という希望。
同じ土地・同じ広さでも、
“採光と風通し”の設計が上手い家は、
暮らしやすさがまったく違います。
今回は、次の住建が家づくりで大切にしている
採光と風通しを最大限に引き出す方法を、分かりやすく紹介します。

1. 採光は“窓の大きさ”ではなく“入る角度”で決まる
「大きい窓をつければ明るくなる」
これは実は半分正解で、半分間違いです。
本当に大事なのは、
太陽が家に入る“角度”と“時間帯”。
- 南面:1日を通して安定して明るい
- 東面:朝日が入り、午前中が明るい
- 西面:西日が強く、眩しさ&暑さが出やすい
- 北面:柔らかい光で、安定した明るさ
次の住建では、土地の形状・隣家・建物の高さなどを踏まえたうえで、
どこから光を入れると最も効率がいいかを必ず考えて間取りを作ります。
2. “抜け”を作ると家は一気に明るくなる
光は、
通り道(抜け)さえあれば奥まで届く。
間取りの工夫でできる「抜け」とは:
- LDKを一直線にせず、奥まで視線が抜ける配置に
- 部屋の角同士を“対角線方向”に窓でつなぐ
- 階段や吹き抜けを「光の通路」として使う
- 廊下の突き当たりに小窓をつける
次の住建の家づくりでは、
ただ部屋を並べるのではなく、
家全体の光の流れを設計しています。
3. 風通しは“2か所の窓の位置”で決まる
風が入る家は、
「窓が多い家」ではありません。
風は
入口 → 抜け道 → 出口
このセットが揃って初めて流れます。
▷ 風通しの良い間取りの法則
- 南北 or 東西に“対角線の窓”をつくる
- 縦すべり窓で風をキャッチする
- 高低差をつけた窓で“煙突効果”を起こす
- 階段上部の窓を“排気口”として使う
- 吹き抜けに窓をつけると空気が自然に循環
これらを意識した家は、
エアコンに頼りすぎない家になります。
4. 吹き抜けは“採光も風も”両方を助けてくれる存在
吹き抜けには賛否がありますが、
採光と風通しに関していえば
最強クラスの効果があります。
- 高い位置の窓から光を落とせる
- 風が上下に回りやすくなる
- 家全体の“抜け感”が出る
- 暗くなりがちな1階の採光を補える
次の住建のリノベでも新築でも、
吹き抜けは光の通路として使うことが多い理由がこれです。
5. カーテン・庇(ひさし)・窓の形で光の質をコントロール
家の明るさは、
窓の位置だけでは完成ではありません。
- 庇をつけて夏の日差しをカット
- ハニカムスクリーンで光を柔らかく
- 縦すべり窓で必要なだけ光を入れる
- FIX窓で眩しすぎず景色を切り取る
“光の量”だけでなく“光の質”を整えることで、
時間帯ごとの居心地も変わります。
6. まとめ|光と風が整うと、家は“住んだ瞬間に心地よくなる”
採光や風通しは、
最後につけ足すものではなく、
間取りの最初から設計するもの。
次の住建では
- 土地の条件
- 家族の暮らし方
- 生活時間
- 周りの建物
これらを踏まえながら、
その土地で一番気持ちよく暮らせる光と風
を設計しています。
「明るく、風が抜ける家に住みたい」
そんな方には、ぜひ相談してほしいテーマです。