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2025.12.17

スタッフブログ

家づくりは“間取り”より先に考えることがある

家づくりを考え始めたとき、

多くの方が最初に気になるのが「間取り」ではないでしょうか。

LDKは何帖?

部屋はいくつ必要?

収納はどこに?

もちろん間取りは大切です。

でも、実は間取りを描く前に考えておきたいことがあります。

それを飛ばしてしまうと、

「なんとなく使いにくい家」になってしまうことも少なくありません。

間取りは“答え”、暮らし方は“問題”

私たちが家づくりで大切にしているのは、

いきなり間取りを決めないこと。

なぜなら、間取りは暮らし方に対する答えだからです。

例えば、

  • 朝は誰が一番最初に起きるのか
  • 洗面所は同時に何人使うのか
  • 帰宅後、まずどこへ向かうのか
  • 洗濯は「干す→しまう」までどう動くのか
  • 休日は家でどう過ごしたいのか

こうした日常の積み重ねを整理せずに間取りを作ると、

数字はきれいでも「生活に合わない家」になってしまいます。

“動線”を考えると、家は一気に使いやすくなる

暮らしを整理する中で、特に重要なのが動線です。

動線とは、

人が家の中をどう移動するか、ということ。

例えば、

  • キッチンから洗面・物干しまでが遠い
  • 帰宅後の荷物置き場が決まっていない
  • 朝の支度が渋滞する
  • 片付けが面倒で物が出しっぱなしになる

こうした小さなストレスは、

動線を見直すだけで大きく改善できます。

次の住建では、

「どこに部屋があるか」よりも

「どう動くか」を先に考える設計を行っています。

今だけでなく、少し先の暮らしも想像する

家は建てた瞬間が完成ではありません。

10年後、20年後も使い続ける場所です。

  • 子どもが成長したら?
  • ライフスタイルが変わったら?
  • 在宅ワークが増えたら?
  • 将来、階段の上り下りが大変になったら?

すべてを完璧に予測することはできませんが、

「変えられる余白」を残すことはできます。

間取りを考える前に暮らしを想像しておくことで、

将来に柔軟な家づくりが可能になります。

おしゃれより“続く暮らしやすさ”を

SNSや施工写真を見ると、

どうしても「おしゃれな間取り」に目が行きがちです。

でも本当に大切なのは、

毎日の暮らしがラクで、自然と整うこと。

  • 片付けやすい
  • 無駄な動きが少ない
  • 家族それぞれが心地いい距離感

こうした積み重ねが、

「この家、やっぱりいいな」と思える理由になります。

次の住建が、最初にお聞きすること

打ち合わせの最初に、

私たちはこんなことをよくお聞きします。

  • 今の住まいで困っていること
  • 朝から夜までの過ごし方
  • 家で大切にしたい時間
  • 将来の暮らしのイメージ

そこから少しずつ整理し、

そのご家族に合った間取りを形にしていきます。

まとめ

家づくりは、

「間取りを考えること」から始めなくても大丈夫です。

まずは、

どんな暮らしをしたいか

どんな毎日を送りたいか

そこを一緒に考えることが、

後悔しない家づくりへの近道だと、私たちは考えています。